メーカー : 東京マルイ
種類 : 電動
定価 : 54800円
全長 : 700/943㎜
重量 : 3040g
装弾数 : 74発
ロシア連邦軍スペツナズやFSB対テロ特殊部隊アルファなど、エリート部隊に優先配備されている最新鋭モデルがAK74MNである。5.45mm小口径高速弾を使用する同銃は1974年に採用された新世代AKをベースにした発展改良モデルで、“21世紀型AKライフル”と呼ぶに相応しい。西欧の最新銃器が高精度・高価格な反面、脆弱な部分があるのに対し、AK74MNにはシリーズ共通の頑健な構造と確実な作動性能など高い信頼性があり、無駄が一切無い。特殊部隊OBで構成された民間軍事企業(PMC)のオペレーター達がAKライフルを絶大に支持する理由は、その信頼性に拠る所が大きいのだ。AK74MNは、1994年以降のチェチェン紛争の頃から多く見かけられる様になり、記憶に新しい所では、2002年にモスクワの大劇場で発生した「ノルド・オスト人質篭城事件」の際、事件解決のため現場を包囲するアルファ部隊とAK74MNが、連日TVに映し出されていた。最近ではNATO弾仕様に変更した輸出モデルも多く作られ、冒頭で述べた様に、PMCオペレーターが紛争地域で使用しているようだ。“ロシアのブラックライフル”「AK74MN」が世界の小火器市場で欧米メーカーを脅かしているのは、価格・性能の面から言っても止むを得ない現実となっているのだ。