メーカー : ウエスタンアームズ
種類 : ガス・ブローバック
定価 : 45000円
全長 : 193mm
重量 : 800g
装弾数 : 19+1発
日常生活において銃が身近な存在である米国ではEDC(エブリデイキャリーピストル)というジャンルが定着しています。フルサイズのガバメントは軍用モデルであり、日常使いとしては重量がかさむために取り回しに優れたサイジングであるとは言えません。そこで注目されるのが1911のサブコンパクトモデルというわけです。EDCの重要な要素にコンシールドキャリー(隠匿性)があげられますがオフィサーズの1/2インチ短いフレームは、装弾数を犠牲にしてもなお高い効果を得ることができます。オフィサーズフレームのサブコンパクト1911は、3インチバレルサイズのスライド長が主流とされていますが、より実用的な組合わせとして提唱されたのがCCO(Concealed Carry Officers)です。これはコマンダークラスの4インチバレルのスライドと、オフィサーズフレームを組合わせたバリエーションで、極端に短いためにスライド重量が軽くなる3インチバレルよりリコイルが制御しやすい分、よりコントローラブルで実用性に優れるフォーマットだといわれています。このCCOのフォーマットを踏襲しながら、新たにオフィサーズサイズのレールドフレームを導入し、プロフェッショナルユースのサブコンパクト1911として、キンバー・プロキャリーカスタムRL。スライドの上部と左右の3面には、それぞれ2箇所づつ、合計6箇所におよぶライトニングカットが設けられています。これはSIGやグロックのカスタムなどにも取り入れられているカスタマイズで、スライドを軽量化することで後退時の反動と前進時に生じるブレが緩和されると共に、スライドの駆動サイクルが上昇しスライドリカバーのスピードを高める効果があるとされます。加えてスライドの窓から覗くバレルアッセンブリーのディティールがメカニカルな造形美を醸し出し、アグレッシブなルックを演出しています。スライド背面には、サイティング時の光の反射を防ぐ 40lpi(ライン パー インチ)のチェッカリングが刻まれたカスタム仕様です。フロントサイトには光源下で緑色に蛍光するファイバーオプティックを搭載。衣服などへの引っ掛かりを軽減するスナッグフリーのヘイニーローマウントサイトと組み合わせられ、抜群のサイトピクチャーを発揮します。リアサイト前方部は深くえぐり込まれコッキングショルダーの機能も兼ねておりスライド上部を逆手に握って操作する際に有効なフォルムを備えています。バレルアッセンブリーはブラス材削り出しクロームメッキ仕上のブルバレルを搭載。リコイルスプリングガイドにはステンレス製のフルレングスロッドを採用しコンパクトサイズながらも握った手にズッシリと来るトップヘビーな重量バランスを実現しています。WAのサブコンパクト1911として初モデル化されるフレームと一体化されたピカティニレールを装備し、フラッシュライトなど光学装備の取付けを容易にしています。現在主流とされる3箇所のスリットが設けられたピカティニレールは底面にキンバー社のフルサイズRLモデルの意匠を受け継いだ軽量化の肉抜きが機械加工で再現されているのもポイントです。左右のグリップパネルには専用に製作されたパッカーウッド製のカスタムグリップを標準装備。