メーカー : ウエスタンアームズ
種類 : ガス・ブローバック
定価 : 45000円
全長 : 197mm
重量 : 916g
装弾数 : 26+1発
米法執行機関の制式採用が起因となり、最先端のデューティーガンとして再び脚光を浴びるダブルスタック(複列式弾倉=ハイキャパシティ)フレームを搭載したニューバージョンをモデルアップ。SIGをはじめグロック、H&K等、現在軍・警察用オートピストルの主流とされるコマンダーレングス(4インチ前後)にカットされたスライドには、上部左右2箇所づつと先端に「プロカット」と名付けられたライトニングカット加工が施されています。これは、スライドを軽量化することで後退時の反動と前進時に生じるブレが緩和され、スライドの駆動サイクルが上昇しスライドリカバーのスピードを高める効果があるとされるカスタマイズです。くわえて、スライドの窓から覗くバレルアッセンブリーのディティールがメカニカルな造形美を醸し出し、アグレッシブなルックを演出しています。
リア部に加えてフロント部に機械加工で再現された幅広のコッキングセレーションはタクティカルな面構えを演出するとともに、グローブをした手でも容易に操作できる実用性を有しています。先端部のいわゆるリーフカットはあまたある1911クローンのスタイルを払拭したP226系の意匠が継承されているのが特徴で、フレーム側のダストカバー部分を延長するデザインを採用しています。フロントサイトには光源下で緑色に蛍光するファイバーオプティックを搭載。リアサイト前方部は深くえぐり込まれコッキングショルダーの機能も兼ねており、スライド上部を逆手に握って操作する際に有効なスタイルを備えています。バレルアッセンブリーはブラス材削り出しクロームメッキ仕上のブルバレルを搭載。スライド先端のプロカットとのコンビネーションがSIGオートならではの得もいわれぬメカニカルなフォルムを醸し出しています。またチャンバー部分にはSIG1911の特徴である外装式エキストラクターが金属製の別パーツで再現されているのも魅力のひとつです。
ハイキャパシティ化されたフレームサイドの特徴は、サブフレームと称するフルメタル製シャーシに、強化樹脂製フレームを組み合わせたモジュール構造を採用している点が挙げられます。スライド側の厚味にあわせて左右両側面をソリッドにシェイプしたサブフレームには、ダストカバー部分にウエポンライトなど各種アクセサリーの装着に対応する20mm幅のピカティニレールを装備。トリガーガードまでが一体のモジュラーグリップフレーム部材は、ハンドリング時のたわみを押さえる強化樹脂を使用。2箇所に渡りダブルアンダーカット加工が追加されています。これはダブルハンドホールディングした際に、保持したウイークハンドも合わせてより高い位置でグリッピング出来るようにデザインされたものです。