メーカー : ウエスタンアームズ
種類 : ガス・ブローバック
定価 : 45000円
全長 : 230mm
重量 : 1113g
装弾数 : 33+1発
かつては競技用のレースガンとしてカテゴライズされていたダブルスタック1911を初めて戦術的な装備として本格的に描いた映画が「ジョン・ウィック」シリーズと言えるでしょう。そして、この映画のために同作のファイアアームズアドバイザーを務め、全米3ガンマッチの覇者として知られる、現TTI社オーナーのタラン・バトラー氏が製作したモデルが、5.4インチスライドを採用した9ミリ口径のダブルスタック1911のタクティカルカスタムでした。これらの背景を踏襲し、現在法執行機関も注目する9ミリ口径に特化した次世代のダブルスタック1911を SVIタクティカル5.4 としてモデルアップしましたが、このたび映画「ジョン・ウィック」シリーズ第4作の公開にあわせて、よりアグレッシブにアップデートしたニューバージョンをお届け。
【スライドアッセンブリー】
フロント部分にサブフレーム(シャーシ)の意匠にあわせた大胆なコッキングセレーションが設けられ、先端部にはタランバトラーが愛用するインフィニティカスタムのリーフカットデザインから命名されたバトラーカットが踏襲されています。前方部左右両側面と上面2箇所にはライトニングカットが設けられ、軽量化とともにスポーティなルックを演出するアクセントになっています。さらに今回は、スライド先端部にチャンクポートと称されるマズルブレーキ加工を追加。これは射撃時のリコイルを軽減させる目的で実銃に取り入れられているカスタマイズで、バレルまで貫通した排気孔を設け発射時の燃焼ガスを上方に放出させるためのものです。マグナポートと呼ばれるタイプとは異なって、スライドごとバレルをゴッソリと削り込んだかのようなデザインがカスタムガンならではのメカメカしいディティールを生み出しています。このほかにも、5.4インチのスラリとしたフォルムを際立たせるスライド上部のフレンチボーダー加工や側面のマーキングに至るまで、これら全ては機械加工による贅沢なものです。
【フレームアッセンブリー】
エクステンディッドダストカバーを有したフルメタル製のサブフレームには、SVインフィニティならではの造形美を醸し出すエクセラレーターフルーテッド加工が左右7箇所に渡り施されており、フロント部の軽量化を図るとともにアグレッシブな面構えを演出しています。トリガーガードまでが一体のモジュラーグリップフレーム部材は、ハンドリング時のたわみを押さえる強化樹脂を使用。2カ所に渡りダブルアンダーカット加工が追加されています。
これはダブルハンドホールディングした際に、保持したウイークハンドも合わせてより高い位置でグリッピング出来るようにデザインされたものです。