メーカー : ウエスタンアームズ
種類 : ガス・ブローバック
定価 : 44000円
全長 : 230mm
重量 : 1113g
装弾数 : 33+1発
2024 NEW YEAR WA福袋 限定生産モデル。1993年に、現インフィニティファイアアームズの経営者であるサンディ・ストレイヤー氏と、のちにTRI社を立ち上げるバージル・トリップ氏が開発したモジュラーフレームのハイキャパシティ=ダブルスタック1911は、タイムプルーフされ高い信頼性を誇るコルト・ガバメントのメカニズムを持ちながら、45口径、40口径、38口径と言った多様なカートリッジに対応する画期的な多弾数ハンドガンとして設計され、当時世界的にブームとなりつつあった競技射撃(スピードシューティング)が呼び水となって、大成功をおさめました。現在9ミリ(38)口径に特化した次世代のデューティーガンとして変貌を遂げ、U.S.マーシャルのSOGチームをはじめ、米ロス市警のメトロデビジョンのほか、全米で実に280以上の法執行機関に採用あるいは制式装備として認可されるに至っています。かつては競技用のレースガンとしてカテゴライズされていたダブルスタック1911を初めて戦術的な装備として本格的に描いた映画が「ジョン・ウィック」シリーズと言えるでしょう。そして、この映画のために同作のファイアアームズアドバイザーを務め、全米3ガンマッチの覇者として知られる、現TTI社オーナーのタラン・バトラー氏が製作したモデルが、5.4インチスライドを採用した9ミリ口径のダブルスタック1911のタクティカルカスタムでした。WAでは、これらの背景を踏襲し、現在法執行機関も注目する9ミリ口径に特化した次世代のダブルスタック1911を SVIタクティカル5.4 としてモデルアップし大好評を博しましたが、このたび映画「ジョン・ウィック」シリーズ完結(?)にエールを贈るべく、よりアグレッシブにアップデートしたニューバージョンをお届け。
専用の5.4インチスライドは、フロント部分にサブフレーム(シャーシ)の意匠にあわせた大胆なコッキングセレーションが設けられ、先端部にはタランバトラーが愛用するインフィニティカスタムのリーフカットデザインから命名されたバトラーカットが踏襲されています。前方部左右両側面にクーリングホールと、さらに上面2箇所にはライトニングカットが設けられ、軽量化とともにスポーティなルックを演出するアクセントになっています。このほかにも、5.4インチのスラリとしたフォルムを際立たせるスライド上部のフレンチボーダー加工や側面のマーキングに至るまで、これら全ては機械加工による贅沢なものです。大型化されたフロントサイトには光源下で緑色に蛍光するファイバーオプティックを搭載。
エクステンディッドダストカバーを有したフルメタル製のサブフレームには、SVインフィニティならではの造形美を醸し出すエクセラレーターフルーテッド加工が左右7箇所に渡り施されており、フロント部の軽量化を図るとともにアグレッシブな面構えを演出しています。
トリガーガードまでが一体のモジュラーグリップフレーム部材は、ハンドリング時のたわみを押さえる強化樹脂を使用。2カ所に渡りダブルアンダーカット加工が追加されています。
これはダブルハンドホールディングした際に、保持したウイークハンドも合わせてより高い位置でグリッピング出来るようにデザインされたものです。
グリップまわりにはレースガンの血統を継いだ、ワイドヘッドのマガジンリリースボタンとオーバーサイズマガジンウェルを装備しており、マガジンウェルにはマガジンを強制的に引き抜くための加工が両側面に追加され、操作性の向上が図られたものとなっております。