メーカー : ウエスタンアームズ
種類 : ガス・ブローバック
定価 : 39000円
全長 : 183mm
重量 : 725g
装弾数 : 19+1発
コルトが現代に蘇えらせた往年のベリー・ガン(近接戦用の大口径拳銃)を積層材独特の木目が美しいパッカーウッドグリップをあしらったプレミアム仕様でモデルアップ。エージェントは、後発であったスミス&ウェッソン社のチーフススペシャルに対抗するために、コブラのフレームをさらに短縮化したコンシールドキャリーバージョンとして1955年に開発されました。そのDNAを受継いだニューエージェントは、コルト・ガバメントのプラットフォームをベースにした大口径サブコンパクトオートマチックピストルとして製作されています。3インチクラスの短銃身と軽量化されたショートフレームで構成され、往年のベリー・ガンのコンセプトを彷彿とさせるニューエージェントの特徴は、コルト・ガバメントをカットダウンして小型化を図っただけにとどまらず、ほとんどのハンドガンに必ず設けられているパーツをオミットして設計されている点が挙げられます。ニューエージェントのスライドには従来の意味での照準器は存在しません。トレンチサイトと称する溝がスライドの全長に渡って彫り込まれており、ほかに類を見ないシンプルでスマートなルックを有しています。これによってポケットやホルスターから銃を素早くドロウしても、衣服などに引っかけるような部品は存在しないという訳なのです。トレンチサイトは銃を目の高さから下(腰だめなど)で構える際は、銃身がどこを向いているかを確認するためのガイドとして使用できます。銃を目の高さで構える際にはスライド後部の面で銃の傾きを判断して射撃を行います。カーボンブラック・ヘビーウエイト(以下HW)製のスライドとフレームには、ブラストショット処理でマットな質感に整えたのちに、スライド両側面にポリッシュ加工が施されています。これによりマット調フィニッシュのライトウエイトカット部分等と、光沢感のあるスライド平面部分のコントラストが強調され、立体感に富んだリアルな質感を再現しています。表面にはHW材の特性を活かした黒染(ブルーイング)仕上を採用。左右のグリップパネルにはパッカーウッド製のカスタムグリップを標準装備しています。パッカーウッドは接着剤を含ませた板状の木材を重ね合わせ、加圧圧縮して製作される積層強化木で、接着剤が浸透しているので水分が浸み混まず耐水性が高いのが特徴です。また繊維質が積層されているので通常の木材よりも曲げ強度に優れた性質を兼ね備えています。また積層材独特の模様がアグレッシブな雰囲気を演出してプレミアム感あふれる仕様となっています。